管理人コメント

 この痴漢裁判官につき国会の弾劾裁判所は不訴追の決定をした。これは、国会として痴漢をした裁判官でも人を裁く資格があると判断したことになる。痴漢ごときはたいしたことがないということなのだろう。
 しかし、人を裁くというのは本来、人がなせる業ではない。神のみがなせることである。しかし、裁判制度は、現世では人が裁くよりほかないということによる妥協の産物である。であるからして、人を裁く職責にある者は通常人よりも身を律しなければならない。
 このことよりすれば、痴漢を犯した裁判官は通常人より厳しくその職務適格性が判断されなくてはならないはずである。
 この点、買春裁判官は、弾劾された。しかるに、痴漢裁判官は弾劾されない。しかし、買春はまがりなりにも相手の同意があるのに対し、痴漢は相手の意志を制圧して行う行為である。どちらの方が非難されるべきかは論をまたないはずである。
 国会の判断は理解し難い。

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