外務省、公金不正で元領事2人を告発



 外務省の北島信一官房長は30日、同省で記者会見し、在外公館での金銭がらみの不祥事に関連して同日付で、2人の元職員を東京地検に告発し、計4人の懲戒免職などの処分を発表した。

 告発されたのは、機密費など公費約8万1000ドル(約960万円)を不正流用したとして、昨年7月に懲戒免職された水谷周・元デンバー総領事(53)(背任)と、今年3月ごろ総領事館事務所の経費の一部を約2万4000ドル(約280万円)着服した福田正裕・元アトランタ総領事館会計担当領事(54)(官房付)(業務上横領)。

 福田氏は同日付で懲戒免職となった。この事件に関連し、当時の上司だった卜部敏直・前総領事(現、韓国公使)と斎藤泰雄・元総領事(現、欧州局長)の2人を厳重訓戒処分とした。

 外務省はまた、ネパール大使館の白浜清次郎1等書記官(52)がソロモン大使館会計等担当書記官だった1995―99年の間に公費2万6150ソロモンドル(約81万円)を私的に流用したとして、帰国命令を出した。帰国次第、懲戒停職4か月の処分とする。

読売新聞(8月30日23:46)

連絡会では、昨年11月8日に水谷周に対する告発状を警視庁に提出したが、警視庁は事件にならないとの理由で告発状の受理を拒否し、告発状を送り返してきていた。

水谷周元デンバー総領事を警視庁に刑事告発

警視庁は水谷周元デンバー総領事に対する告発状を受け取らず送り返す


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